考えよう。

アポロサイエンス

2022年01月31日 12:50

みなさん、こんにちは◎
寝室改造計画で、プロジェクターを設置したセイタ先生です。

そしてより快適さを求め、無印の


人をダメにするクッション

を購入し、毎晩映画鑑賞してます。
日常に戻れるか不安・・・・。笑



さて、セイタ先生は幼少期から

自分で考え

て、判断し行動する教育をされてきた。

小学校低学年から自然や世界情勢など、夕食時にウルトラの父とディスカッションする日常でした。
一方的な大人の見解ではなく、必ずウルトラの父は

セイタはどう思う?
セイタならどうする?


と聞いてくれた。

こういった蓄積は、考える能力や、プレゼン力、自己解決能力が養われていくと、大人になって実感する。

子どもには難しい
子どもには関係のない話


として捉えられがちだが、現在起きている情勢に一番影響を受けるのは、子ども達が大人になった時だ。

だからこそ、100%理解できなくても、話すべきであり、考えるべきではないかと思う。


今回アポロキッズファミリーに考えて欲しいのは

「石垣島ゴルフ場&リゾート地計画」

である。

事業面積は
127.4万平方メートル
で、うち
ゴルフコース
23.96万平方メートル。

東京ドームで言うと

27個分

の森が消えます。


ゴルフ場関連でクラブハウス1棟、ゴルフ教室棟1棟(66室)を整備。宿泊施設はホテル10階建て1棟(120室)、9階建て1棟(100室)、5階建て2棟(61室、60室)、レジデンス5階建て2棟(60室2棟)、戸建てヴィラ(1階建て)58棟などをフェアウェイフロントのごとくホール脇に多数整備する計画。

経済効果は

237~268億円

の見込み。


さて皆さん、どうお考えになりますか?

まず子ども達とディスカッションする時に

注意

しなければいけないのは、

100対0

となる極端な考えを刷り込むことです。


子ども達と一緒に

3つ

の立場で考えることが重要。


1つ目は、開発賛成派。
ゴルフ場という娯楽施設があることで、世界中から観光客が訪れるし、プロの大会が開催される可能性だってある。
また石垣島でプロゴルファーを目指している子ども達にとっては、最高の練習環境と指導が受けられるようになるだろう。

そして確実に経済効果はある。
ホテルだけでなく、島内の中小企業にも大きな経済効果が生まれる。
さらに雇用も増える。
もしあなたが生活に困窮しており、このホテルが完成することによって
年収500万円
が約束されるのなら、どうしますか?

2つ目は、反対派。
小笠原諸島や屋久島など、離島の自然は何億年かけて
特有の生態系
を築いているため
希少動植物
の宝庫である。

また何億年かけて腐葉土化し、森には豊かな土壌がある。
雨水が染みこみ、土壌の栄養含んだ地下水が海に流れることで、世界的にも貴重な
サンゴ礁帯
が存在する。

離島の生物たちは、そこでしか生きられない依存型の種が多いこともあり、大規模な開発は
絶滅
する可能性が高い。

何億とかけてきた進化を、生き残ってきた多様な生物達を、人間の利益のために破壊してしてもいいのだろうか?

ホテルやゴルフ場を建設することによって、
光害
という2次被害も自然は受ける。

光に集まる昆虫達には死活問題なのだ。
そして石垣島と言えば天文台が設置されるほどの美しい
星空
だが、少なくとも影響はあるだろう。

そして人間がたくさん立ち入る事により、
2次3次
と、破壊影響は続く。

そこで考えなくていけないのは、自然保護は
利益
を生まない。

もしあなたの生活が困窮していたら、生活水準は変わらない。



3つ目は、建設に制限をかける塩梅派。
ホテルは作っても、ゴルフ場は本島にも県外にも、世界中どこにだってあるから、作らない。
また森は自然を残しつつも、別の利用方法で活用する。

一番ベストに聞こえるかもしれないが、規模は小さくなったとはいえ、人間の利益のために自然破壊はおきる。

そしてあなたの年収は
250万円
となってしまう。


様々な立場から考えて、

自分なりの答え

を出すことが、とても重要なのです。

答えに
善悪
はありません。

たった数十年で子ども達は大人となり、今度は彼らが国を作っていきます。
小さな頃から考えることを学ばなければ、地球にとって良い未来が作られていくことはないのです。


未来の子ども達のために、地球のために、ご家庭で考えていただけたらと思います。

では




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